喪主は挨拶をする必要がある
葬儀を行うときには代表者である喪主が、挨拶をする必要があります。
葬儀は遺族以外に多くの友人や知人の方が参列するため、代表者が挨拶をする必要があるのです。
ただ、葬儀は頻繁にするものではないため、人によっては「葬儀の挨拶で、何を話せば良いのだろう」と迷ってしまうことごあります。
しかし何も準備せずに挨拶に臨んでしまうと、参列者の方にあまり響かない内容を話してしまったり、マナー違反の挨拶をしてしまったりする可能性があります。
そのため葬儀の挨拶は、前もってきちんと準備をすることが大切です。
そこでここでは葬儀で喪主が行う挨拶について、ポイントや注意点などを紹介します。
喪主が挨拶をするタイミングとポイント
喪主が葬儀で挨拶をする機会は、実は1度だけではありません。
「1回頑張って挨拶をすれば、それで終わりだ」と考える人もいますが、実は通夜のとき、出棺のとき、精進落としで食事をとるとき、などのタイミングがあります。
これら全て、違う内容で準備しておく必要があります。
通夜のときと出棺のときは、葬儀に参列していただく親族の方への挨拶です。
精進落としのときの挨拶は、親族の方に向けて行う挨拶です。
そのため内容も変える必要があり、挨拶する相手を意識して考えましょう。
参列者への挨拶では、生前の故人がどのような人であったかを紹介したり、参列いただいたことに感謝の気持ちを伝えると良いでしょう。
親族の方への挨拶をする場合は、故人がどのような人であったかはある程度分かっていることのため、生前の自分と故人との関係や、今の気持ちを伝えると良いでしょう。
このように喪主はさまざまなタイミングで挨拶をする必要があるため、前もってきちんと理解しておく必要があります。
突然に何度も挨拶することになると、つい慌ててしまいがちです。
挨拶の内容についても、時間に余裕をもって決めておきましょう。
喪主が挨拶をするときに気をつけるべきポイント
喪主が挨拶をするときには、注意すべきことがあります。
ひとつ目として、だらだらと長く話すのはやめましょう。
人によっては「しっかり話さないといけない」という気持ちから、無駄に長い内容を話してしまうことがあります。
しかしこのような内容の挨拶は、親族も参列する人も退屈に感じてしまいます。
できるだけ話したいことを端的に伝えるのが、良い挨拶といえます。
もうひとつ気をつけるべきこととして、「演技の悪い言葉を使わない」という点があります。
「たびたび」など、悪いことが何度も起こるような言葉は葬儀の場では縁起が悪いと考えられるため、使わないように気をつけてください。
以上のポイントや注意点を守って挨拶をすれば、しっかりと響く挨拶ができるはずです。
ぜひ意識してみてください。