ロケットに乗せて宇宙に遺骨を持っていく
埋葬方法には、実にたくさんの方法がありますが、中でも壮大なスケールを持つものとして、宇宙葬というスタイルを挙げることができます。
この宇宙葬とは、文字通り遺骨をロケットに搭載して、はるかかなたの宇宙にまくというスタイルのことを指します。
地球軌道上にまくという形を選べば、数百年も遺骨が軌道を周回することになりますし、深宇宙に遺骨を持っていくこともできます。
日本ではこうしたロケットに積んでの宇宙葬というのは現在のところできませんので、アメリカまで遺骨を運んで、そこでロケットに搭載して宇宙へ放出することになります。
日本人が宇宙葬を行えるように、専門の代理店が存在しますので、そこを通して宇宙葬を行うのが効率的です。
料金なども明快で分かりやすいものですし、実績のあるところですので安心できます。
いろいろな宇宙葬のサービスがあって魅力的
宇宙に遺骨をまくと一口に言っても、いろいろなタイプのものがあります。
たとえば、地上100キロメートル以上の地球軌道上にまくものもあれば、月面に遺骨を持っていくものもあります。
また、さらに遠く深宇宙まで遺骨を持っていくというプランもあって、壮大なスケールで埋葬ができることになります。
ロケットを打ち上げる際には、その様子を家族が直接見ることもできますし、もしその場に行くことができなくても、その様子を動画に収めてくれますのでしっかりと確認できます。
また、打ち上げ証明書などを発行してくれますので、確かに宇宙への埋葬がなされたということを知ることができます。
亡くなってからの申し込みも可能ですが、生前予約もすることができて、自分の希望を反映させた埋葬を実現したいという人にぴったりでしょう。
宇宙葬をするにあたって知っておくと良いこと
宇宙に遺骨をまくといっても、遺骨をすべて宇宙に持っていけるわけではありません。
プランによって異なりますが、1グラムから7グラムほどの遺骨をカプセルに入れて打ち上げることになります。
ロケットの打ち上げが万が一失敗してしまったことも考慮に入れて、二つのカプセルを用意して万全を期すことになります。
宇宙葬については法律的な問題はなく、実際に日本人の方の宇宙葬も執り行われていますので、安心して依頼することができます。
かなり前から生前予約しても、代理店から定期的に連絡がきて、確実に埋葬がなされることをチェックできますので、前もって頼むのにも心配いりません。
他とは違う、壮大な形の埋葬を望むという人にはこの上ない方法ですので、埋葬法の選択肢の一つとしていろいろな情報を集めて、じっくりと考えてみることができるでしょう。